ミルカラは犬の整体、ストレッチ、マッサージなどの施術やごはん講座、ワークショップを開催しています。

ミルカラ 仲平佐保のプロフィール

PROFILE
プロフィール

仲平 佐保(なかだいら さほ)

先代犬がお水を飲まなくなったことをきっかけに、手作りご飯をスタート。その後、理学療法や食事療法、犬の整体を学ぶ。学術的な学びはもちろん、一番の学びは”獣医さんが治せないことも、飼い主さんなら治せる”ということ。

愛犬家の飼い主力を高める講座や施術会を開催中。

犬の理学療法インストラクター師範
犬の食事療法インストラクター師範
犬の整体師

いきさつ

ファイ(チワワ♀)を保護犬で引き取ったのは2016年のこと…。もっと長く一緒に暮らしたように感じていますが、実際は約4年間という短い期間でした。

ファイは晩年いわゆる気象病がありましたが、それ以外は食欲旺盛で病気知らずの子でした。だけど、亡くなる数ヶ月前、下痢をしているにも関わらず、突如水を飲まなくなり、今まで元気だった分、解決方法がわからず悩やんだことがありました。友だちに相談したら“水分はお野菜や果物からも摂れるよ”と教えてくれ、早速、蒸したさつまいもや果物をあげてみると、とても嬉しそうに食べてくれたのです。私たち家族も心底ほっとしました。同時に、目から鱗がポロポロと剥がれ落ちた瞬間でもありました。

その後、ホットタオルをしたり、加湿器を使い脱水しないように外からも調整したりと、いろんなことを日々教えてもらいながら、少しでも良くなればと色々と試しました。そのおかげか、食欲も戻り、食いしん坊なファイに戻ました。年齢を感じることは多くなりましたが、それなりに普通に日々を暮らすことができました。晴れた日は近くの公園に行ったり、お休みの日には家族みんなで神社にお参りに行ったりしました。私のことが大好きで、いつも後をくっついて歩く子でした。

そして…別れの日は本当に突然にやってきました。その日も私の仕事部屋までファイは1人でとことこ歩いてきて、足元ですやすや寝ていました。
午後から定期健診があり、息子にも付き合ってもらい動物病院に行った際でした。診察が無事終わり、獣医さんから“状態は落ち着いてきているから、次回予約は少し先でいいね”と説明を受けている時でした。突然、犬生で初めて発作がおき、そのまま私の腕の中で亡くなりました。

家で旅立つと私や家族がパニックになるとわかっていたファイは動物病院という場所を選んでくれ、私が現実をきちんと受け止めれるように腕の中で旅立ってくれたのだと思います。彼女はずっと察しの良い子でした。 ファイが亡くなり、涙が止まらない日々を送っている中、ふと気づいたことがありました。それは、“看取らせてもららえた”という感謝の気持ちです。亡くなる前の数ヶ月間ではありましたが、さつまいもや果物をあげるようになってから、ファイのことを本当の意味でよく観るようになりました。よく観るということは、何かできることはないかと調べ考えることに繋がり、実際に動くことができました。

同時に、それまでの私は獣医さん任せだったことに気が付きました。愛犬のことなのに、悩み事を解決するのは獣医さんだとどこかで思っていたのです。もっとできることがあったのではという後悔も無論ありますが、自分ごととして捉えるチャンスをファイが与えてくれ、看取らせてくれたおかげで、私はある種救われたのです。

ファイが亡くなって約1ヶ月後、もう一度わんちゃんと一緒に住みたいと強く思うようになりました。そうしないと私は一生後悔すると。この当時から理学療法や食事療法を学び、お伝えしていきたいというところまでは思いもしませんでしたが「わんちゃんと暮らしたい」と家族に相談し承諾を得た翌日に、今の“ちくわ”に出会いました。

最初は独学で手作りご飯を作るところからスタートし、徐々にもっと犬の身体のことを知りたいと思うようになり、理学療法や食事療法を学び始めました。学術としても日々学ぶことが多いですが、一番の学びは“獣医さんが治せないことも、飼い主さんなら治せる”ということです。
常に一緒にいるのは飼い主さんです。日々の変化や状態、季節や年齢による揺らぎは飼い主さんだからこそ気づけ、ケアをしてあげることができます。言い換えれば、多くの病(あるいは病と名付けられたもの)は獣医さんではなくて、飼い主さんが治すものだと思います。 薬で一時的に症状を抑え込むことと、身体で起きた現象を根本から治すこととは違います。何が原因かを探す観察力を高め、どのようにしたら解決していくかを推察し、実行し、治していく。そんなことを伝えていきたいと、考えるようになったのが2021年。ファイが亡くなって1年、ちくわを迎え入れてちょうど1年の頃でした。

ファイのおかげで、命に向き合うということは、人任せ(獣医さん)でなく自分ごととして捉えることがベースであることに気づけました。そのためには、楽観視も悲観もせず、ただただそのままを観るということが、まず大事であることも同時に知ることができました。

愛犬をよく観て何が起きているのか推測し、必要なケアをするということを“プロ飼い主”とするならば私自身が“プロ飼い主”街道を歩み続け、過程で学んだことをお伝えしていくことが、私ができることであり、していきたいことです。ファイが命をもって教えてくれ、ちくわとともにその道を歩めていることが全てを物語っているなと、感謝とともに今改めて感じています。

こうして、ファイが亡くなって3年目の2023年5月に、私はミルカラをスタートします。これから、さまざまな発信や活動をしていきますので、よろしくお願いいたします。